年が明け、緊急事態宣言を受けて、マールは定休日を1日増やし、日曜日も定休日にして、ちょこちょことお店を開けてきました。
今まで商店街を通る人たちに扉を開け続けてきましたが、コロナ禍の今、少し違う形でマールの扉を開けてみようと思います。
そのために一旦扉を閉めます。あかちゃんといっしょの商品を手に取りたい、マールの本棚を眺めて本を選びたいと思ってくださった方は下記の予約フォームから、ご予約いただければと思います。
年が明け、緊急事態宣言を受けて、マールは定休日を1日増やし、日曜日も定休日にして、ちょこちょことお店を開けてきました。
今まで商店街を通る人たちに扉を開け続けてきましたが、コロナ禍の今、少し違う形でマールの扉を開けてみようと思います。
そのために一旦扉を閉めます。あかちゃんといっしょの商品を手に取りたい、マールの本棚を眺めて本を選びたいと思ってくださった方は下記の予約フォームから、ご予約いただければと思います。
9歳の子から69歳のおばあさんまで60人余りの女性の物語を聞き、その声からつくられた本。
ラジオでもすんみさんが紹介していたけれど、著者のチョ・ナムジュさんは「キム・ジヨン」によって、こんなことがあるのだと社会に認識されたことはよかった。だが、あのなかでキム・ジヨンは自分で声を上げない。あの本が出てから、自分も、社会も、認識しているだけではだめだと感じた。半歩でも前に進もうと、そのためにこの本を書いた。
と話している。
そうして半歩踏み出した人たちの人生は、その勇気によって希望に満ちあふれたものになったか…。
わたしが去年1番読んでよかったと思ったハン・ガンさんの「少年が来る」もそうだし、今年1番見てよかったと思う韓国ドラマ「秘密の森」(ネットフリックスで観られます)も、他の、私が好きな韓国の多くの映画や本、ドラマには、勇気を出して半歩踏み出しただけではどうにもならない、半歩踏み出した人がきずついてしまう、そんな現実、そんな物語を描いているものが多い。
勇気と希望に満ちあふれる感じでもなく、見て、読んでスカッとする要素はあまりない。けれど、すぐそばにいてくれる隣人のような、そんなあたたかさと頼もしさを感じる。そして、その道は険しいかもしれないけれど、存在しているんだよということを教えてくれる。
あっという間に12月が来てしまいました。
12月のマール営業予定は以下の通りとなります。
12月1日~2日 臨時休業
12月4日 12時~17時
12月12日 臨時休業
月・木曜日は定休日となります。
年内営業は30日まで。1月は5日から営業の予定です。
変わらず雨や風の強い日は換気ができないため、お休みしております。
今月から営業時間が12時~18時になります。
定休日は月曜日と木曜日。その他に7・8日、15日、29日は臨時休業になります。
コロナ対策で換気が必要なため、扉を開けられない雨の日も引き続きお休みになります。
毎週火曜日と水曜日の午後15時半以降は韓国語クラスのため、お店の営業はおしまいになります。
韓国語クラスは、随時受け付けておりますので、こちらまでご連絡ください。
あっという間に12月ですね!
今年が終わってしまう前に、新しいこと始めます。
近所の友だちとお試しで始めていた好きなKPOPを聴きながら韓国語を学ぶクラスを増やします。
好きなことって、どんどん頭に入っていきませんか?
好きな歌を聴きながら、新しい言葉を学ぶ楽しさを一緒に感じましょう♬
お店の開いている時間に60分〜90分くらい、好きな曲を前もってリクエストしてもらい、韓国語と日本語訳を見ながら、文法の解説付きで歌を聴いたり歌ったりしながら韓国語を覚えていきます。
1人〜2人まではプライベートクラスで、1人1回1,000円
3人〜5人はグループクラスで1人1回500円になります。
お申込みは
riemorning@gmail.com
まで
①お名前②ご希望の日時
③プライベートorグループの希望
④初回の歌リクエスト、好きなKPOP歌手
を書いてメールをお送りください。
今までやった曲は
BTS magic shop、DOPE、2!3!
TEMIN 너란말야
SuperM Jopping
です。
ちなみに、
店長はSHINeeのジョンヒョンと
BTSのJ-HOPEが好きです(^^)
『生理ちゃん』を語り合う読書会、無事終了しました。楽しかった(^^)
ファシリテーターの舟之川さんとマールの私、そして4人の参加者さんと、『生理ちゃん』を囲んでいろいろな話をしました。
どんな話だったかはここに書きませんし、書いたとしてもきっと全然違う話になってしまいそうです。
あの時あの場にいた人だけが共有できる、そんなライブ感覚を思いきり味わった感じ。
『生理ちゃん』はここから全編読めます。ぜひぜひ、読んで生理ちゃんに会ってみてください。
そして、生理ちゃんのこと、話したくなったら、マールにご連絡ください(^^)一緒にライブしましょう。
のんびりしていたら、開催1週間前に迫っておりました、漫画『生理ちゃん』の読書会
詳しい内容はファシリテーター舟之川聖子さんが書いてくれたお申込みURLに詳しく載っているので、リンク貼っておきます。
漫画『生理ちゃん』を語り合う読書会
あっという間に残席1になってしまったこの読書会。興味を持ってくださった方も多く、『生理ちゃん』すごい!と思いました。
『生理ちゃん』と言えば、少し前、マールには珍しくスーツ姿で会社員風の若い男の人2人が、ふらりと店内に入ってきてくれたのですが、その2人がお店にある『生理ちゃん』を見て、「あ!これオモコロのだ!」と話していたのも印象的でした。映画も公開されたし、人気ものですね、生理ちゃん。
そしていまさらですが、読書会のチラシを作りました。ふと、表紙を手書きで書いてみよう!と思って書いてみたら、さらさらっと書けて、楽しかったです(^^)
そして色鉛筆で色塗ったりしてるうちに、自分のも書いてみよう!と思って、チラシに載せました。私の生理ちゃんはちょっと違うのです。みんなそれぞれ違うみたいに。
このチラシを豪徳寺商店街のお店に、置いてもらおうと思います。残席1ですが😅
みなさん置いてくれるかな?
来週が楽しみです(^^)
こちらに、行ってきました。
人気で、追加チケットも出たようで、会場は満席でした。
韓国で100万部、日本で13万部を突破した『82年生まれ、キム・ジヨン』
その翻訳をした斎藤真理子さんが、韓国ベストセラー女性小説を紹介しながら、韓国が『キム・ジヨン』へ至るまでの道を辿ります。
この本は以前読んで、マールにも置いてありますが、この本が出るまでのことを聞いたり、韓国でベストセラーになるまでのことやその後の人々の反応などを聞くと、また、改めて読んでみたくなったりします。
韓国の本を読むと、日本社会を考えることになるという斎藤さん。
戦争、民主化運動、兵役、いろいろな面で、日本が歩んでいないプランBを歩んできた韓国。
プランBを知ると、日本が選択してきたプランAのことが見えてくる。
日本より先に非正規雇用が進んでいたり、MeToo運動が米国をはるかに超えて、芸能界、政界、大学などを巻き込んでいたり、デモやストライキで政権を倒していたり。
とても近いところにいるけれど、完全に共感できるわけではない、そんな知り合いを脳内に増やしていくのは、自分が生きていくときの助けになるという斎藤さん。
いろいろな国の本を読むことは一番敷居の低い民間外交だとも。
本当にそう思います。
この時に聴いた斎藤さんのお話なども交えながら、キム・ジヨンの読書会などしてみようかなーと思うんですが、興味ある方はいるでしょうか?
読み進めるほどに、敬遠したくなるような、それでも読んでいくと、描写が細かければ細かいほど、そこにぽっかりと空いた穴が浮かび上がってくるような、そんな短編集でした。
既視感、日本でもありそうな話、私の喪ったものも浮かび上がってくるような、パタンと本を閉じた時、すっきりすることがなにもない、あとをひく小説たち。
韓国文学界には「セウォル号以後文学」という言葉があるという。訳者あとがきによると、この作品もその一例としてあげられることが多いらしい。
著者のキム・エランさんは、インタビューでこう話しています。
「この短編集は何かを失った人たちがテーマ。次の季節を受け入れられない人たちを書きました。モチーフの事件は明らかにしていません。言わなくても読者にはわかるから。」
この短編集にセウォル号について直接書かれたものはありません。失ったものが、いのちではない別の何かである短編もあります。しかしどれももう2度と戻らないものたち。
キム・エランさんは日本語訳のこの本に
「日本の読者のみなさんへ」という文を寄せています。
「数日前、日本では桜が開花したと聞きました。
韓国はまだ寒く、桜を見るにはもう少し待たなければなりません。
わたしたちは花が咲く速度も、散る時季も異なる世界に生きていますが、
花を見る気持ちだけは同じなのではないか、
人を見る気持ちも、
人を失う時の気持ちも似ているのではないかと思いを馳せる3月です。・・・」
韓国がセウォル号の事故で、日本が震災で失ったものは何だったのか。
日本にも「震災以後文学」というものがあるのだろうか。気になって調べてみました。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48063
今度はこの本たちも読んで、マールに置くことができるようにしたいなと思いました。
今年の夏前くらいにだいぶ話題になっていたので、気になっていた本をようやく読むことができた。手に入れてしまえば、あっという間で、夢中で読み終えてしまった。
「老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。若者はすべてを知っている」といったのはオスカー・ワイルドだが、これに付け加えるなら、「子どもはすべてにぶち当たる」になるだろうか。…正直、中学生の日常を書き綴ることが、こんなに面白くなるとは考えたこともなかった。
とは、著者のブレイディみかこさんの言葉だが、カトリックの名門小学校を卒業して、「元底辺中学校」に入学した「ぼく」が、人種差別、ジェンダー、いじめ、貧富の差、などいろんなことにぶち当たり、たくさんのことに気づき、本の中には数々の名言がうまれていく。
日々暮らしていく中で、「ぼく」が気づき、ハッとするとき、ブレイディさんも一緒にハッとしている。そしてフラットで読みやすい文章は、まるで私もそこにいて、一緒にハッとしている気持ちにさせられる。
やっぱりイギリスの中学生はしっかりしているのだろうか…特に彼は…などと思っていたのだけれど、その後、ブレイディみかこさんのブログを見て、またハッとさせられた。
http://blog.livedoor.jp/mikako0607jp/
私はいくつ息子の言葉に気づけるだろうか。今まで気づいてハッとしてきただろうか。そんなことを思った本でした。