Maar(マール)の棚がだいぶ空いてしまいました。
たくさん売れたから…ではありません(汗)
サッカーの試合から帰ってきた娘、最初はとても元気良かったのですが、
お客さんが来て、「もうねんね」を手に少しお話。
「うちもこれ、よく読みました~」とお話しした後、ご購入。
そのあと別のお客さんが「日本昔話」を手に取り、「なつかしい~」と。
その本は時々娘が寝る前に読んであげた本でした。
そのあたりから、なんだか娘の様子が違ってきて…。
お客さんがお店からいなくなると、急に本棚から本を抜き始めました。
うちにあった古本だけをどんどん抜いて…。
結局全部抜いてしまいました。
ただ、「一冊足りない」と。
それは「昆虫図鑑」でした。
確かにうちにあった昆虫図鑑はお買い上げいただいた後でした。
でも、娘が昆虫図鑑を見たことはほとんどなく、興味のあった次男ももうまったく興味がなくなり、うちでほこりをかぶっていた本。
その他の本たちも、棚を作ってから今まで、何度か「いる本があったら、自分のところに持って行ってね~」と声をかけたにもかかわらず、ずっとそのままになっていた本たちでした。
お気に入りの本はすでにもうお店に並ぶことなく、自分が持っています。
それなのに、急に涙を浮かべ、最後にはカウンターの下にうずくまり、ストライキ。
たいしてみてもいなかった本、うちでほこりかぶっていた本、お店に並べても普通に過ごしていた本なのに、なぜ?
と思ったのですが、自分のうちにあった本が買われていくところをみたのは、娘にとってこれが初めてだったのでした。
娘にとっては手放すということは、他の人の手に渡ってしまうことなのだということが実感できていなかったのかもしれません。
そして、私はそこまで思い至らなかったな~と反省。すべて家に逆戻りしたのでした。
そして、空いてしまった棚はちょっとギャラリーっぽくなっていますが、
また新しい本たちを入れたいと思います。
本が戻った娘はその後また元に戻り、はりきって、新しい看板を描いてくれました。
いろんなことがありますね(^^)