この本を初めて読んだときは、娘と私のことを思いながら読んでいました。
小さい娘を抱き締め、手を引いて歩いたことを思い出し、自分が年老いていく姿を思い浮かべて、胸がいっぱいになり。
昨日83歳の母が骨折して入院し、もろもろの手続きを終え、この本を手に取りました。
私は絵本の中であかちゃんであり、娘となり、そして母になり。
決して仲良し親子でもなく、言い合いも多かったけれど、母もこんな気持ちで私を想うことがあったかもしれないなぁと思うと、それでまた胸がいっぱいになるのでした
この本を初めて読んだときは、娘と私のことを思いながら読んでいました。
小さい娘を抱き締め、手を引いて歩いたことを思い出し、自分が年老いていく姿を思い浮かべて、胸がいっぱいになり。
昨日83歳の母が骨折して入院し、もろもろの手続きを終え、この本を手に取りました。
私は絵本の中であかちゃんであり、娘となり、そして母になり。
決して仲良し親子でもなく、言い合いも多かったけれど、母もこんな気持ちで私を想うことがあったかもしれないなぁと思うと、それでまた胸がいっぱいになるのでした
女性専門のカウンセラーをしている高橋ライチさんから「旅する本プロジェクト」としてこの本を受け取りました。
「旅する本プロジェクト」というのは
「この本を読んだブロガーが、本を友人のブロガーに手渡していく。そのようにして、ふだんなら自分では買わない・読まないこの本が、さまざまな人に読まれる。」今一生さんより
こうして「日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば」が読まれることによって、虐待について考える人を増やしていこうという取り組みです。
【あなたの名前・自己紹介】
佐藤里愛です。
「絵本と育児用品の店マール」の店主です。
【この本の感想】
この本を受け取ったのは2月。
そして今は6月。
4か月もこのプロジェクトをとめてしまいました。
読み始めたのも、読み終わるのも早かったのですが、その後、この本から受け取った、このもやもやした感情をどうすればいいのか、そして、この本を誰にどうやって手渡したらいいのか、わかりませんでした。
わからないまま、店のカウンターに置き、4か月。
「その後どうなっていますか?」と高橋ライチさんから声をかけてもらい、やっと共通の友人である大塚みずえさんにこの本を手渡すことができました。
100人以上の方が寄せた文章。そこには苦しい気持ちがたくさん書かれていました。
そこには、ありのままをさらけだし、やりたいようにだけやる、親のつくった無法地帯だけがありました。
社会人として、ルールにのっとった世界に生きているはずの親が、家では自分だけが勝手にふるまっている。
幼稚な親とそれに振り回されるこどもたち。
幼稚な親の作り出す自分勝手な無法地帯から、小さい子どもが抜け出す方法はないのか。
そして、自分の作り出している家庭が、自分だけが勝手にふるまえる王国になっていないか、それを親となって家庭をつくった私たち大人は、どうチェックすればいいのだろう。
そんなことを思いながら、この苦しい気持ちをぶつけた本を持ち続けて4か月…。
うちの店は商店街にあるので、子どもがふらっと寄れるように、無法地帯からの逃げ場にもなるように、ずっと扉を開け続けることはできる。
そして、店と地続きの家には80過ぎの父母がおり、父母の知り合い、私たち親の友達、子どもの友達がよく行ったり来たりしているので、とにかく店も家の中もいろんな人が行き来できるようにしておけば、無法地帯にならないのではないかと。
無法地帯になるのは閉ざされた空間で、同じ人間関係が続いて、そこに独裁者がいる時。
だから、そうならないように気をつける。
そして、この本に感じたもやもや、咀嚼できない感じをずっと持ち続ける。
私が4か月間もこの本をそばに置きつつ、この本をどうしたらいいのかわからず、見て見ぬふりをしながら、毎日生活していたときのことを忘れずにいよう。その居心地の悪さに慣れないように。
【私は3番目の読者です】
高橋ライチさんから、この本を受け取りました。
大塚みずえさんに本を手渡しました。
【あなたがこの本を渡した相手のブログのタイトルとURL】
大塚みずえさんはインプロバイザー、声優、講談語り…といろいろなお仕事をされていますが、自分のすべてを活かして人を元気にしていく、そんな方だなと思っています。
この方に本を渡せるようになったのもきっと何かの縁。このアクションが虐待を減らす何かになればいいなと思います。