「愛と家事」太田明日香さんと話そう!【私らしい家族のかたち】トークセッション、無事終了しました。
マールでは、私がやりたい!と思うイベントしかやっていません。そのため、毎回人が来てくれなかったら…と思い、気をもむ時間がしんどくて、もうマールでイベントをやるのはこれで最後にしようといつも考えるのですが、終わった後はいつもやってよかった!と思えます。
今回も、本当にやってよかった!そう思えるトークセッションでした。
最初のきっかけは高橋ライチさんのFBでみたこちらの記事。
「生む生まないとか入籍するとかしないとか」
そこのイベント案内で
日々を書き連ねること、そしてそれらを形にして残すこと
《太田明日香さん著書「愛と家事」出版記念イベント》があることを知り、イベントに行ったときに太田さんにいつかマールでもトークイベントを…とお声がけしたのが今日のはじまりでした。
その時の記事がこちら。
あるいてるトークイベント
その帰り道、一気に読んだ「愛と家事」に衝撃を受けて、書いたのがこの記事。
「愛と家事」
その後高橋ライチさんの「怒りのヒミツ」講座をマールで開催した時に、「愛と家事」をライチさんが買って帰ってくれました。
ライチさんの「愛と家事」についての記事
そんな時太田さんから「3月21日に東京へ行くので、マールでもイベント何かできそうなら行けます」とメッセージが。3月末といえば次男卒業イベントてんこ盛りな時期。大丈夫なのか?と思いながらスケジュールを確認し、やることに。
そしてそのことをお知らせしたら、ライチさんがお手伝いを申し出てくれて、今日にいたります。
時間がなくても、やることがいっぱいでも、やりたいことはやりたい。
そう思って決めた自分を今ホントにほめてやりたいと思います(笑)
でも、こうしてやることに決めたものの、人は来てくれるのか…。太田さんもライチさんも来てくれるのに、参加者が誰もいなかったらどうしよう…と気をもむ時間が続きました。
今回は当日に雪まで降ったので💦お申込いただいたけれど、当日キャンセルで誰も来なくなってしまったらどうしようと、時間になってみなさん来てくださるまで、ドキドキしていました。

けれど実際には雪でのキャンセルはなく、遠方からだったりいろいろなところから、4人の方が来てくれて、無事トークセッションが始まりました。
私も対話の中に入り、感じたことは、自分がコンプレックスに思ったり、相手に求めたりしていたのは、絵に描いた餅のようなもので、どこにも存在しない家族のイメージだったんだなということ。そして、そのイメージではない、もっとしっかりと実感できる家族を今現在つくっているのだから、自分の意識をそこに合わせたらいいんだなということでした。
その絵に描いた餅に合わせようとするから、苦しくなるんであって、そうではない、今の家族のかたちをちゃんと見ようと。
去年から20年ほど一緒に暮らしてはいなかった両親との同居が始まり、何かの折に「だって家族でしょ!」と言われた時の違和感。
子ども時代を過ごした家族は家族であって家族ではなく、結婚して世帯を分けてから作ってきた家族こそが自分の家族だと、そしてその家族すら、子どもたちが巣立っていけば解体されてしまうものなのだと。
私の中の家族はその時その時で更新され、父親像、母親像もバージョンがかわるたびに違うものになっていく。
現在の私の家族は第9形態。この先またすぐ形態が変わるでしょう。
そのことを受け入れる。
型にはめるのではなく、毎回型を壊してそれぞれの居心地のいいように、また作っていく。
そんな姿が私の求める家族2.0なのかなと思いました。
写真: 集結した「愛と家事」たち
休日だった今日、トークセッションが終わり、リビングに戻ると夫が夫特製のタレに付け込んであった肉を焼いていて、子どもたちはテーブルに集まってテレビを見ていました。私は申し訳ないな…と思うこともなく、なんだかとても幸せな気持ちになって、その後みんなで晩ごはんを食べ、これでいいんだよなと心の底から思うことができました。
自分の引っ掛かりを人に話すことができること。それを受け入れてくれる安心な場があること。その場を自分がつくっていけること。3つを同時に感じられたトークセッションになりました。
私は本が好きだけれど、その本を書いた人、自分のようにその本を手に取って読んだ人。その人たちのこと、話す言葉、話そうとする気持ち、全部が好きなんだなと、そう思えました。
マールではぜひまた本と本を書いた人と本を読んだ人とをつなげたい。そんな場を作りたい。
そう思いました。そう強く思えるきっかけを作ってくれた
今日参加してくださったみなさん、
高橋ライチさん
太田明日香さん
本当にありがとうございました。