「D.☆P.-脱走兵追跡官」

夏の終わり、8月の最後に観たのはこれ。「D.☆P.-脱走兵追跡官」全6話で短かったこともあるが、昨日と今日で全部観てしまった。

D.P.(Deserter Pursuit:軍部離脱逮捕部隊)とは、軍務を離脱した脱走兵を追跡し逮捕する任務専門の陸軍部隊の略語で、2015年にWeb漫画として発表された『D.P.犬の日』をドラマにしたもの。実際にD.P.に所属していた原作者兼脚本家が本人の経験を元に執筆・脚色したらしい。

オープニングは「大韓民国国民の男子は放生さだめるところにより兵役の義務を遂行しなければならない。大韓民国兵役法第3条」というテロップから始まり、男の子が生まれ、1歳のお祝いをし、歩き始め、学校へ行き、青年になり、軍隊に入るまでを流していく。その合間には「2014年 国軍の日 記念式」や「韓国軍で若い兵士が部隊内イジメで死亡した事件」など朴槿恵政権下当時の実際のニュースが流れる。

実際私が韓国に住んでいた時も、兵役中の銃の乱射事件がニュースで流れていたし、軍隊内でいじめや自殺などがあることは、時々テレビで取り上げられていた。

韓国映画やドラマを見ていていつも思うのが、映像がとても生々しいことだ。韓国文学を読んでいてもそう感じることがある。今回のドラマでも思わず見ているのがつらくなるような暴力のシーンなどがたびたび出てくる。見てスカッとするようなものではなくて、つらく苦しく、いたたまれなくなるような暴力。

映画やドラマに暴力シーンは極力入れない方がいい、エンターテイメントで暴力に慣れてしまうのはよくないという考え方もあるけれど、これが実際なんだ、殴る蹴るっていうのはこういうことなんだと実感して嫌な気持ちになること、もう見たくないと思うようなものを見せられることも、大事なことなのかもしれないと、韓国のドラマや映画を観ていて思うことがある。

最後まで見ていてもつらい。完全なフィクションでもないところが、本当にいたたまれない。そして、韓国に兵役があること、今も戦争が終わっていないこと、その原因に日本も絡んでいること、などを考えるとさらにいたたまれなくなる。日本に兵役の義務はない。

この話には続きがあるようだ。原作のWeb漫画を読みに行くと、そこにあとがきが書いてあり、それによるとその約2年後の話が2部として始まるようだ。今よりももう一歩踏み出した、少しスッキリするような話になるとのこと。シーズン2もぜひ見てみたいと思った。

『D.P.犬の日』

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