大島弓子「毎日が夏休み」久しぶりにゆっくりじっくり読みました。
1990年3月初版。もう30年近く前に出た漫画。中のページも赤茶けてしまい、年代を感じさせますが、内容は全く古くない。というか、この頃から、10代の子の学校事情何も変わっていない気が…。会社員事情、結婚事情、仕事事情すべて今と大差ないんじゃないかと。
おとぎ話のようなハッピーエンディングだけど、そしてそんな風にうまくは…(汗)と家族経営の自営業をいきなり始めてしまってる身としては思うけれど、でも、失敗も前進も全部自分たちの道になっている部分は想像ではなくて体験として共感できます。
そして、この物語をみんな実現できるんじゃないかなと。学校に行っても行かなくても、何か一筋のかがやくまぶしい光さえあれば、うなだれて毎日を過ごさなくても済むんじゃないかと、思うのです。
それが千原ジュニアはお兄さんとコンビを組むことだったし、ナズナちゃんはお義父さんと生活を共にして何でも屋をやることだった。
もしかしたら、やることなんてなんでもよくて、誰か自分を必要としてくれる人と一緒に、何か一つでも仕事をやりとげられたら、その日々は遊びと冒険にあふれた、まぶしい永遠の夏休みになるんじゃないかなと思いました。
私が今せっせと面白そうな本を集めたり、読んだり、紹介したり、お話し会をセッティングしたりしているのも、あかちゃんといっしょの商品やコラボ商品を作ったり、サイトやパッケージを相方や依頼先の人たちと作り上げていっているのも、夏休みの冒険の一ページなのかもしれないなとふと。
忙しくなると、すぐに冒険も遊びも何もない、ぼーっとした時間がほしくなっちゃうんですけど。思い切り遊んだあとのお昼寝は気持ちよかったなー。
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