きょうのほん【6月28日】

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きょうのほんはエリック・カールさんの本。

エリック・カールさんの本といえば「はらぺこあおむし」が有名ですが、この間エリック・カール展へ行ってきて、他にもたくさんの魅力的な本があり、胸いっぱいになって帰ってきました。

きょうのほんはその中のひとつ。エピソードを知ってから、一番印象に残った絵本です。

この本の最初にはフランツ・マルクの絵にみちびかれてーと書かれています。

ドイツに生まれたフランツ・マルクさんは生き物が好きで、絵を描くことも好きで、青い馬や黄色い牛など色あざやかな動物たちを描きます。

周りの人たちに理解されないことも多かったのですが、それでも新しい美術に挑戦していた画家たちと一緒にグループをつくり、展覧会をひらいたりしていました。

が、第一次世界大戦が始まり、マルクさんは兵士となって送られ、亡くなります。その後のナチス政権はマルクさんの自由な絵を「堕落した美術」と呼び、見てはいけないことにしてしまいます。

エリック・カールさんは12歳の時、美術の先生から「きみのかく絵はのびのびしていて、自由な線があるね」と褒められ、「学校では教えられないけれど」とマルクの複製画をこっそり見せてもらいます。

「この『えを かく かく かく』のふしぎな色の動物たちは、あの日からずっと、ぼくといっしょに生きてきてくれたんだ」エリック・カールさんはそう言っています。

この絵本は絵を描くよろこびにあふれた本だなーと、めくるたびに思います。力強くて明るくて。

戦争をくぐり抜けてきたかこさとしさんにも通じる、芯のようなものを感じました。

 

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